中高年になって生まれる人生への疑問や後悔、この問題と積極的に向き合おうとしているのが小泉今日子さん。小泉さんは今、大勢の中高年の悩みに直接応えている。さらに、雑誌のウェブサイトでも人生相談を受けている。相談に力を入れるのは小泉さん自身が40代後半に自分の生き方に迷った日々があったからだという。多くの人々の悩みに触れる中で中高年世代の心の危機の理由がわかってきたという。心は入れ物のようなもので、役割があるとそれでいっぱいになってしまい、その経験がなくなったときに空っぽになって悲しく感じるのではないかという。