今回は「家なき子」の相沢すず役で大ブレイク、現在2児の母でもある安達祐実さん「楽しみ学」を伺う。「家なき子」から12年後の2005年に結婚し、翌年に第1子の女児を出産した。山里さんは「僕が聞くとアレですが、芸人との結婚ってどうですか?」と聞くと安達さんは「ショーレースの前とかはちょっとピリついたりする」などと答えた。その後離婚し、ワンオペの育児となったが「まだ若かったので自分も肩肘張っていたというか、なかなか周りに助けを求められなくて大変だった。人に相談できない性格だったので、でもみんなやっていることだから自分もやらなきゃって思っちゃう。スケジュールがまちまちで相当大変だった。お仕事でお芝居して発散するという感じだったのかもしれない。プライベートでは女性として成長しているけど、『家なき子』のイメージが強くて、仕事としてはなかなか難しくて、どんな役をやっても抜けることができずオファーが来なかった。小さい頃からみんなにいい子だと思われたくて、なかなか素を出せなかった」などと話す。乗り越えたきっかけについては「だいぶ大人になって2回目の結婚をするんですが、カメラマンの方だったんですが、その方と出会ってカメラの前でありのままの自分でいることが許されるんだっていうのを実感した。人にどう見られるかを考えて生きていたけど、私が私であるということを人に見せることによって相手のことも安心させられると言うか、そうして人と人のつながりができてくるというのをすごく実感した。」と話す。安達さんは”楽しみ学”に「楽な道を歩くことも悪ない」と挙げ、「楽をするというと怠けるような印象があるが、そんなに頑張りすぎずもうちょっと肩の力を抜いて『こっちのほうが楽しそう』『こっちのほうが楽かも』っていうのに時々は行ってもいいんじゃないかなと思う」などと話した。安達さんが出演する舞台「ボイラーマン」が3月7日~本多劇場にて上演される。劇作家・赤堀氏の新作で、さまよう9人の一夜の物語。