赤沢経済再生相とベッセント財務長官らとの2回目の交渉が行われた。赤沢大臣は「貿易の拡大」「非関税措置」「経済安全保障面での協力」について具体的に議論できたとした上で、為替や安全保障については「全く議論していない」と述べた。日本からの投資促進の姿勢などを説明し、一連の関税措置について見直しを強く求め、折り合える点を探ったものとみられる。ある政府関係者は「交渉カードをつきあわせて議論すべき範囲が定まった」という見方を示している。今後、事務レベルで集中的に協議を行った上で、次回の閣僚交渉を今月中旬以降に実施する方向で、政府は来月の首脳間合意も視野に交渉を急ぐ方針。