アメリカトランプ政権の関税措置を受けた日米交渉で政府は3回目の閣僚交渉に向け赤澤経済再生相が来週後半にワシントンを訪問する案を検討していて、アメリカ側と日程を調整している。これを前に政府はきのう、赤澤大臣と林官房長官をトップとするタスクフォースの会合を開き交渉の戦略・国内産業への対策などをめぐって意見を交わした。日米交渉をめぐっては赤澤大臣が来月の首脳間合意も視野に交渉を急ぐ考えを示していて、政府内からも国内産業への影響を念頭に来月半ばのG7サミットに合わせ合意を目指すべきとの意見が出ている。こうした状況を踏まえ政府は次回の閣僚交渉で具体的な成果を得たい考えで交渉への戦略の構築を急ぐ方針。