臨時国会の総理大臣指名選挙で自民党の高市総裁が第104代の総理大臣に選出された。女性の総理大臣就任は憲政史上初めて。衆議院本会議の総理大臣指名選挙では、連立政権の樹立で合意した自民党と日本維新の会などが高市氏に投票し、1回目の投票で高市氏が過半数を獲得。高市総理大臣は総理官邸で日本維新の会の吉村代表と会談し、両党による連立政権を発足させた。新内閣では官房長官に木原稔氏が就任したほか4、財務大臣に片山さつき氏が起用された。片山財務大臣は「経済成長戦略で日本経済を強くする」と述べた。経済産業大臣は日米の関税交渉を担った赤沢氏が務める。赤沢経済産業大臣は「国のため国民のためということを考えベストを尽くす」と述べた。高市総裁は記者会見を開き、政権運営の基本方針などを説明した。高市総理は「国家国民のため全力で変化を恐れず果敢に働いていく」と述べた。会見では、閣議で経済対策の策定を指示し物価高対策を講じる考えを示した。衆議院の解散については、否定的な考えを示した。
