きのう取材したのは工具メーカーの工場。こちらでは工業製品の切断・研磨加工をするドリル・カッターなどを製造。この工具に欠かせない物質が人工ダイヤモンド。ジュエリーとしても広がりを見せる人工ダイヤだが、人工ダイヤなしでは産業が成り立たないと言われるほど重要な存在に。あらゆる製品に必要な半導体。その基盤となるシリコンは非常に硬く精度の高い加工はダイヤモンド工具が欠かせないという。しかし、人工ダイヤの調達をめぐり、去年10月に危機感が高まる事態が。中国が人工ダイヤの輸出規制強化を発表。実は世界で流通する人工ダイヤは63%が中国製。日本も中国に依存しており、第2のレアアースとも言われている。その後、中国の輸出規制は延期となったが、今後も外交のカードとして利用される可能性がある。去年、トランプ関税引き下げの条件として約束が交わされた80兆円超の対米投資。その第一弾としてアメリカ国内で作る人工ダイヤ製造工場が対象となると発表された。この工場で作られた製品を調達する形で投資額は約900億円。工場長は「購入先の多角化という意味では非常に興味を持っている。(米産人工ダイヤは)コスト面では少しリスクになり得るとも考えている」と話した。
