東京・小金井市にある店では北海道厚岸産のアサリを使ったボンゴレビアンコが人気だ。国産アサリが1年前から値上がりしているという。埼玉県のスーパーでは、店にアサリがない日もあるという。横浜市のアサリの専門問屋によると、千葉の方で寄生虫のウミグモが発生したり、有明海でも潮流が変わったりして、数が減ったという。国産アサリの漁獲量は、近年、減少傾向にある。寄生虫の発生などが追い打ちとなって、高騰しているという。中国産アサリは味も良く、国産より安いが、2022年に報道された熊本産アサリの産地偽装問題の影響で、中国産アサリを敬遠する客も多いという。横浜市の専門問屋は、国産アサリが安くなるのは考えづらく、現状維持できるように努力していきたいなどとした。