障害者の性被害をどのように防ぐか考える勉強会には約40人が集まり、女性の障害者で作る団体の代表で視覚障害がある藤原久美子さんが講演した。この中で藤原さんは、この団体が約10年前に女性の障害者87人を対象に行ったアンケート調査では、35%の人が「性被害の経験がある」と回答していたと紹介した。こうした背景には、障害があって抵抗しにくいことや、介助者・家族が加害者の場合、被害を訴えにくことなどがあると指摘した。参加者からは「周囲が被害に気づいたときにどう接すべきか」「被害者が声をあげられる環境を作るべきだ」などの意見が出た。