町ぐるみでイルミネーションを飾るスポットも取材。クリスマスの時期になると1日に2,000人ほどが押し寄せる山梨県身延町の通り。約500メートルの道沿いに15万球以上のライトを使用。実はこれは全て住民が作り上げたもので、自宅はもちろん、川沿いや広場など町中を自分たちの手で飾り付けている。来月1日の開催に向けてちょうど準備を始めるとのことで、その様子を密着させてもらった。始まる1か月前の朝10時、高さ約13メートルのポールをみんなで持ち上げて組み立てている。これはツリーの骨組み部分。農業を営む81歳の佐野さんが現場のリーダー。実は佐野さんは街で始まるきっかけを作った人だった。27年前、当時4歳だった孫のために自宅を飾り付けたのが始まり。そこから次第に広がり、いまでは36世帯が参加する一大イベントとなった。クリスマスツリーとちょっとしたイルミネーションだけだった佐野さんのご自宅も今ではツリーは20本ほどに増え、富士山など全部で3万球のライトを使った大迫力のものに。27年間の知識のもと、みなさんに作り方などを指導している。みんなで力を合わせて組み立てること約1時間、全部で5,000球のライトをつけるとあっという間に5つのクリスマスツリーが完成。他にも自分でできないお宅には住民で飾りつけをするなどして準備を進めていくという。家具店を営む男性が作っていたのはドーム型のイルミネーション。自宅の入口に設置されたイルミネーション。そこに隠された住民の苦労とは。