ことし1月の能登半島地震の発生を踏まえて災害現場で活動する警察官の対処能力を高めようと、富山市にある県警の施設で災害警備訓練が実施された。この訓練は、毎年この時期に県警察本部が行っていて、ことしは1月の能登半島地震の発生を受け、災害時に迅速な対応ができるよう実践的な訓練が行われた。訓練は富山市にある県警察機動隊庁舎で行われ、参加した警察官は能登半島地震の時に石川県輪島市などに派遣された隊員からチェーンソーの使い方を教わり、実際に丸太を切るなどして使い方を習った。また建物の2階などに負傷者がいることを想定した救助訓練も行われ、参加者たちは山岳警備隊員からリュックサックを救助用具の代わりにした負傷者の搬送方法も学んだ。