記録的な大雨でことし1月の地震で被災した住民が暮らす輪島市の仮設住宅の団地では5か所が床上浸水の被害を受けた。石川県はこのうち2か所について、年内をめどに再び入居できるよう復旧工事を進める方針で、工事に向けた準備が始まった。市中心部の宅田町第2団地は142棟全てで浸水被害が出ていて、輪島市職員が電気などの契約を解約したか確認した上で住民から部屋の鍵を受け取った。県や輪島市などによるとこの仮設住宅で暮らす住民は避難所などに避難していて、一時的に退去する手続きを終えたあと、復旧工事に向けた調査を始める。輪島市にある他3か所の仮設住宅団地は復旧方針も具体的なめどは立っていない。