ことし9月の豪雨で住宅の浸水被害が相次いだ輪島市は、本格的な雪が降り始めるのを前にボランティアの受け入れ人数を増やそうと、新たな活動拠点を設けた。石川県によると、輪島市では9月の豪雨で住宅が全壊したり、浸水したりするなどの被害が、11月1日の時点で1300棟余に上っている。輪島市ではこれまでボランティアについて活動拠点1か所で受け入れてきたが、駐車場や物資に限りがあり、1日150人余が限界だった。きのうは、9日からの本格稼働に向けてボランティアを受け入れている「輪島市災害たすけあいセンター」の職員らが、県が調達したヘルメットなどを受け取って準備を進めていた。新たな拠点の整備で1日の受け入れ人数を150人余から倍の300人まで増やせる見込みだという。