県内33の市町村に冬場の避難所での寒さや衛生対策について取材したところ、毛布やトイレなどの備えが不十分だと回答した自治体が14に上った。能登半島地震から1か月。この地震では現在も14000人余りが避難生活を余儀なくされている。NHKは、冬場に災害が起きた場合の避難所での寒さや衛生対策について県内33のすべての市町村に取材した。寒さや衛生対策をまったくとっていない自治体はないが、対策が不十分だと回答した自治体は14にのぼった。また10の市町村では能登半島地震を受けて、毛布やテントの備蓄を増やしたり、災害時に仮設トイレを提供してもらうよう企業と協定を結ぶ検討を進めるほか、道路が寸断される可能性を踏まえ避難手段を再検討するなど対策を見直す。