- 出演者
- 南利幸 井上二郎 清水敬亮 赤木野々花
オープニング映像が流れて挨拶をした。
自民党総裁選挙に立候補した9人は、きのう日本記者クラブの公開討論会に臨み、外交安全保障政策も論点となった。大統領が変わるアメリカとの関係、新たなアメリカ大統領が日本に防衛上のさらなる負担を求めた場合の対応、日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカー・USスチールの買収計画、覇権主義的な動きを強める中国との向き合い方、北朝鮮による拉致問題への対応について意見が交わされた。9人はきょう福島市で演説会に臨むことにしている。
立憲民主党の代表選挙は選挙戦が中盤に入っていて、4人の候補者はきのう神戸市で政策討論に臨んだ。4人の候補者は官房機密費の公開の是非について、いずれも外交交渉などに支障がない方法での公開を検討すべきだという認識を示した。4人はきょう、宇都宮市や仙台市で街頭演説などを行うことにしている。
広島と長崎への原爆の投下、第五福竜丸が被ばくしたビキニ事件に続く“第四の被ばく”ともいえる事件の詳しい実態が初めて明らかになった。1958年7月、国際的な観測プロジェクトの一環で、太平洋を航海していた海上保安庁の測量船「拓洋」と、巡視船「さつま」の2隻が、米国がビキニ環礁で行った水爆実験に遭遇し、乗組員が被ばくした。1年後、拓洋の首席機関士を務めていた永野博吉さんが急性骨髄性白血病で死亡したが、国は被ばくの線量は微量で、直接関連づけることは困難だとした。NHKは、事件の2か月後に、当時、在日米国大使館の書記官を務めていたリチャードスナイダー元国務次官補代理が、事件の経緯や日本社会の反応を詳細にまとめた文書を入手した。この中で事件直後の日本社会の反応について「即座に1954年に起きた第五福竜丸事件を思い起こさせた」と記して、4年前に起きたビキニ事件に触れ、「核実験問題を巡る日米対立を深刻に悪化させる可能性を否定できなかった」としている。その上で、ラバウルに医師団を派遣した米国の対応や、影響がないとした身体検査の結果を公表した日本政府の対応に言及し、「放射線障害に対する不安を効果的に鎮めることができた」「日米の関係を崩さないよう両国で巧みに対処した」と評価している。そして自らの所感として、「日本人の根底には米国の核実験は不快で人体に害を及ぼす危険があるという意識がある。しかし、それは避けられないものであり、一部の人は国際情勢に照らすと、核実験が正当化されるという考えにさえ至ったようだ」などと書き記している。
日本海に面した斜面に、約1000枚の水田が広がっている景観で知られる、石川県輪島市の観光名所・白米の千枚田。元日の能登半島地震で大きな被害を受けて、地元の人たちが田んぼの復旧作業を進めている。その中には、地震で妻と長男を亡くした男性がいる。千枚田の復旧作業に取り組む男性の思いを取材。男性は避難所で暮らしたあと、今は市内のアパートで1人で暮らしている。2人が亡くなって初めて迎えたお盆だったが、地震で墓も壊れ、納骨もできないままとなっている。妻も好きだった千枚田を元の姿に戻したいと、地震から1か月余りで地元のメンバーと復旧作業を始めた。その心の中には、亡くなった家族への思いがあった。男性は「ずっと妻と二人三脚でやってきて、私の生きがいにもなっていた。妻と長男の分も背負って頑張ろうと思っています」と述べた。ことし5月、被災を免れたおよそ120枚の田んぼに苗が植えられた。そして今月3日、千枚田には稲刈りを行う男性の姿があった。地震の発生から8か月、ことしも実りの秋を迎えた。
プロ野球の試合の結果を伝えた。
東京五輪で個人メドレー2冠の大橋悠依選手が、現役最後のレースとして国民スポーツ大会に出場した。成年女子200m個人メドレー決勝で大橋選手は2位となり「最後としてはいいレースだったと思う。本当に夢のような競泳人生だった」などと話した。
北京五輪のスノーボードで金メダルを獲得した平野歩夢選手が、新潟県に新たに建設中の人工芝の練習施設で迫力ある技を披露した。平野選手は「次も頂点ねらって自分自身の成長も見せられたら」などと話した。
陸上ダイヤモンドリーグファイナルで、女子やり投げ・北口榛花選手が今シーズンの自己ベストとなる66m13cmで優勝し、2連覇を果たした。
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パリ五輪パラリンピックで使われたグッズを再利用してもらおうと、一般向けに販売するイベントがフランスで始まった。大会の組織委員会が企画し、初日の14日はパリ近郊・サンドニで行われた。聖火ランナーが来ていたスポーツウエアや、表彰式で使われた各国の国旗などが求めやすい価格で販売されている。イベントは来月半ばまで、フランス各地で週末ごとに行われる。
日本の“百寿者”100歳以上の人は約9万2000人。30年近く“百寿者”を研究している慶応大学百寿総合研究センター・新井康通センター長に、世界でも類を見ない規模の調査から見えてきた3つの共通点を聞く。新井センター長によると、百寿者を研究する事で老化に伴う病気の治療法・予防法を見つける意義があるという。百寿者には身体的な「認知機能の低下が遅い」「循環器系の老化が遅い」「骨格筋の衰えが遅い」という3つの共通点があるという。中でも最も重要なのが「認知機能の低下が遅い」ことだという。東京・目黒区で新井センター長が会ったのは薬局で働く薬剤師の幡本圭左さんで今月で102歳となる。認知機能の低下を遅くしている秘訣は他者とのコミュニケーションだといい、手紙のやり取りによって脳が活性化するため認知機能の維持に繋がるという。また、幡本さんは3階の寝室と1階の薬局を毎日20段の階段を行き来し、毎朝10分の体操も行っている。一方、京都市内に住む102歳の吉川珠子さんは去年、新たなことに挑戦した。それが、これまでの100年を綴った自伝の出版。ひ孫に戦争体験を伝えるために書いた手紙がきっかけとなり、99歳で文章教室に通うようになった。これが新しい事にチャレンジする開放性となっている。文章教室で毎月1600字の課題に2年間、欠かさず取り組み続けた。新井センター長によると、性格は実際の行動に影響するため、健康長寿に大きく関わるという。
気象情報を伝えた。