身内の自民党内からもぶれていると批判されたのは二転三転の末、石破総理大臣が凍結を表明した高額療養費制度の見直し。きょう国会で野党は凍結は夏に予定されている参議院選挙のためではないかと石破総理を追及。凍結は選挙目当てではないと強調した。先週、石破総理の決断の直前、高額療養費の引き上げ凍結を求めて面会した患者団体。こうした中、閣僚の1人が指摘したのは新たな方針転換の可能性。きょう自民公明の幹部が協議した政府が国会への提出を目指す年金改革関連法案。パートなどで働く人など厚生年金に加入する人を増やすことで将来もらえる年金が増える一方、保険料を納めることになる中小企業などの負担は増えるといった懸念の声がある。与党はこの法案について野党に協議を呼びかける方針を決めたが、野党、立憲民主党・野田代表は「出てくる法案の中身を見ないといいとか悪いとか申し上げることはできない」と語った。