今後の台風。きのう台風11号が発生。さらに南の海上には雲が広がっている。9月は本格的な台風シーズン。収穫の時期を迎える米農家からは、切実な声が上がっている。埼玉・鴻巣市のコメ農家・村田健士さんは、台風10号の影響はそれほど受けなかったという。来週以降、収穫が始まる。大事な時期だけに、台風が来ないか気が気でないという。村田さんは「台風が来た場合には早めに収穫など予定を変更していく」と語った。コメはこのところスーパーなどで品薄になっている。農林水産省によると、卸売り業者など民間での在庫量は去年を大きく下回っている。農林水産省は、ことしの新米が本格的に出回れば、品薄の状態は解消される見通しだとしている。東京・千代田区・コメの販売店店主・福士修三さんも期待を寄せていた。一方で今後の懸念はやはり台風。収穫の時期を迎えているだけに直撃すれば影響が大きいという。福士さんは「本州を直撃するような台風の場合、刈り取りが始まる東北が被害を受けると大きい」と語った。