来年6月までの1年間のコメの生産と需要がどうなるか、農林水産省が予測を発表。生産量は増加、需要量はコメの値段が高くなったことやコメ離れで前年より減る予想。民間在庫はことし6月時点で過去最低の水準。来年6月には9万t増えると見込まれている。ことしはコロナ禍で低迷した外食需要の盛り返し、外国人観光客の増加などで農水省の当初の予測より需要が大きくなったという。こうした想定外は来年も起きないとは限らない。農林水産省は正確な情報をこまめに発信している。また専門家は備蓄米の柔軟な扱いが必要だとし、不作などの時だけでなく今年のようなコメ不足の状況で使えるようにしてはと指摘。また輸出などの主食以外で使用する米に関しても品薄の際に活用できないかとしている。