きのう、東京・葛飾区にあるスーパーマルセイを訪ねた。コメの価格は新潟県産コシヒカリが4730円(5キロ)。去年10月に取材した際は4190円だった。コメ5キロの価格(東京都区部)のグラフを紹介。去年4月頃は2384円だったが、今年1月には4185円に値上がりしてる。農林水産省は令和6年産のコメの生産量は前の年より約18万トン増加すると見込んでいた。しかし、市場に出回ってるコメの量が前の年より約21万トン少ないことがわかった。一部卸売業者、生産者などがコメの高騰を受け余分にストックしてるのではないかという。ここで政府が提案したのが備蓄米の運用精度。備蓄米とは政府が毎年約20万トン買い入れてるもの。過去5年分(常に100万トン)備蓄されてる。大凶作、連続する不作、自然災害など緊急事態に運用するとされてる。農林水産省は先週金曜日、備蓄米を販売できる制度を整えると発表した。流通量が増えることで市場価格が落ち着き、ストックしてる方も手放す可能性があるのではと言われてる。日本総合研究所・三輪泰史さんは、「(コメの価格が)下がる前に早く売ってしまおうという動きがある。備蓄米放出をアナウンスするだけでもコメ価格を下げる効果が期待できる」と話した。