機能、農林水産省は、備蓄米の放出に関して、業者に説明会を実施した。全国のスーパーに並ぶ米5キロの平均価格は、最新のデータで3688円で、去年は2023円だった。価格高騰の背景にあるとみられているのが、「消えた21万トンの米」で、より高いときに売りたいという生産者や業者の売り渋りなどが一因とみられる。21万トンの備蓄米の放出は、米の価格低下につながるのか。大分市の山川米穀店の山川富弘さんは「ものすごい希望的観測。下がるのではという期待は持っている。足らなければ“さらに出す”と農林水産相は言った。その言葉は大きい」と語った。専門家は、スーパーの米の価格が下がるには、2つのパターンがあると指摘している。宇都宮大学の小川真如助教は「パターンとしては、1つ目が中食・外食の米が足りるようになるとスーパーの米が安くなる、2つ目は売り渋っている店が米を出すこと。1カ月後くらいには、一斉に下がるワケではないが、値段が下がった米がちらほら見つかるのではと予想している」などと話した。