農林水産省は過去2回で放出された備蓄米約21万トンのうち、4月末時点でスーパーや飲食店に届いたのは約10%と発表した。スーパーなど小売店に限ると約7%で、備蓄米が店頭に行き渡っていない状況が続いている。一方でコメの業者間の取引価格は再び上昇に転じている。コメ取引の代表的な指標となっている2024年産・4月の「相対取引価格」が過去最高値となった。取引数量も前月より大きく減少。業者間でのコメの品薄感が強まっている。
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