昨日の就任会見でコメ不足に対する新たな方針を明らかにした。小泉農水大臣が示した方針は(1)備蓄米の無制限の放出。(2)備蓄米ヘの入札を随意契約にする。の2点。これまでの政府が入札でおこなってきたものを政府が価格交渉をしたうえで事業者を選び随意契約をすることで売却価格が下落し流通のスピードアップにもつながることが見込める。農林水産省によると3月に行われた2回の入札においては政府が放出した微撞舞は全部で約21万トンの内で小売店や外食産業に出回ったのは10%ほどに留まっていてJA全農が約9割超を落札していて流通に目詰まりが生じているとの見方もある。農水大臣に小泉氏を任命した石破総理の狙いについて久江さんは「参院選へ向けての小泉さんの人気、知名度もあるが考え方としての“減反ではなく増産”の類似性も後押しになっている」と話す。2016年に小泉さんは「農協改革は全農改革が本丸」と言ったことはあるが結果的には自民党内の反対意見も多く骨抜きになった経緯があるが今回も同じことにならないか?については、随意契約=農協解体ではない。というのも参院選を前に農家や農協を敵に回すようなことにこの段階では踏み込まないと思うので農政改革は参院選の後を睨んだ中長期のビジョンだと話す。