小泉農林水産相は昨夜、日本テレビの「news zero」に出演し、きのうから始まった備蓄米の随意契約の申し込みについて7社から計5万8000トンの申し込みがあったと明らかにし「想定をかなり上回るハイペースで初日終えようとしている」と述べた。農水省は備蓄米30万トンを随意契約で売り渡す予定のため既に2割近い申し込みがあったことになる。一方で年間1万トン以上のコメの取り扱いがある大手小売業者という今回の随意契約の対象が厳しすぎるとの声が出ていることについては「まずこのやり方を1週間続けて、毎週変えようかとも考えたが、初日でこれだけ出るともう少し速い回転速度で柔軟に対応することも考えた方がいいかもしれない」と延べ、今後柔軟に変えていく考えを示したうえで、随意契約による売り渡しで備蓄米の店頭価格が下がれば、結果として銘柄米の店頭価格にも「一定の影響を与えうる」との見方を示した。