農水省が詳細を公表した備蓄米の随意契約の対象は年間のコメの取り扱いが1万トン以上の大手小売業者で、先着順で受付や契約を行う。売り渡し価格の平均は60キロあたり1万700円。店頭価格は在庫分とブレンドしない場合、5キロあたり2000円程度。業者向けの説明会には小売業者など318社が参加した。ドン・キホーテやイトーヨーカ堂は参加することを明らかにしていて、アイリスオーヤマはすでに参加申請を行い、1万トンの契約が内諾されたという。小泉農水大臣は「初日の出だしというのはかなり好調な状況だと思う」とコメントした。きのう時点で7社から契約の申し込みがあったことを明らかにした。農水省の発表によると、今月12~18日に全国のスーパーで販売されたコメの5キロあたりの平均価格は4285円で、過去最高値を更新した。