- 出演者
- 南利幸 井上二郎 是永千恵
福島県内で除染によって取り除かれた土は、県内の中間貯蔵施設で保管され、2045年までに県外で最終処分することが法律で定められている。政府は最終処分の量を減らすため、放射性物質の濃度が低い土を全国の公共工事の盛り土などで再生利用する方針で、全国で初めて総理大臣官邸の敷地内で実施する。福島県外での再生利用の実証事業は、住民から不安の声があがって進んでおらず、環境省は官邸での再生利用をきっかけに理解醸成につなげたいとしている。
今年生産される主食用コメは去年比56万トン増加の見通し。増加幅は調査開始以降最大。家畜の餌作用コメの作付面積が減り主食用に切り替わったことなどが要因。
- キーワード
- 農林水産省
旭川市で開催された菓子博。開幕前日には工芸菓子の審査会が行われた。全国から90点の作品が出展され、技術や美しさなどを競った。この審査会に、地元旭川市から挑戦した菓子職人の早川啓二さん。早川さんは40年以上にわたり和菓子作りを続けてきたが、工芸菓子の審査会は初挑戦。その背景には、次の若い世代にバトンをつなぎたいという思いがある。菓子業界では、国家資格の合格者数が最近の10年間は減少傾向。職人の高齢化も進み後継者不足が大きな課題となっている。早川さんが挑んだのは、旭川市の市民の木ナナカマドと花を組み合わせた生け花。特にこだわったのが花びら。生地を極限まで薄く伸ばしてできるだけ本物に近づけることを意識した。半年以上かけて試行錯誤を繰り返してきた。一輪の花に使う花びらは約80枚。花びらを重ね合わせる作業は予想以上に手間がかかったという。菓子博開幕4日前、早川さんは慎重に作品のパーツを運び入れた。作品の仕上げを担うのは、生け花のデザインを手がけた華道の先生。繊細な菓子の一部がかけるハプニングもあったが、約3時間で完成。早川さんが思いを込めて作った菓子が1つの生け花になった。開催期間中、早川さんの作品は会場を訪れた多くの人達を楽しませた。審査では惜しくも入賞を逃したが、早川さんの表情には充実感が漂っていた。
15日、台湾中部の台中などで中国による攻撃を想定した防空避難訓練が行われた。中国が軍事的圧力を強める中、台湾の頼清徳政権は軍と民間の連携を強化し、防衛力を高めていく方針を掲げている。台湾では先週9日から年に1度の定例の軍事演習が続いていて、これに合わせた訓練。防空避難訓練は今月18日まで台湾各地で実施。
- キーワード
- 台中(台湾)
南太平洋にある人口1万人余の島諸国「ツバル」は国土の大半が海抜2メートル以下。国連開発計画によると気候変動などによる海面上昇で2100年には首都のある島の95%が満潮時に海に沈むと推定されている。オーストラリア政府はツバルを支援するため、毎年抽選で最大280人の移民を受け入れることで合意している。申請の受付は昨日まで行われ、国民の半数である5100人余が申請した。選ばれればオーストラリア国民と同じ教育などが受けられ、一定条件で市民権が得られる。
台湾最大の都市・台北にある商業施設では男性のトイレの個室が4なのに対し女性の個室は15設けられている。台北駅のトイレでも女性用個室は男性用の約5倍にあたる11。背景にあるのは2006年に改正された公共施設などの建築基準に関する法律。最低限設置しなければならないトイレの個室の数が女性用は男性用の3倍~5倍ほどに定められている。駅などは男性用の個室は1つ以上なのに対し女性用は5つ以上となっている。数は男女のトイレにかかる時間の差などを根拠に設定した。内政部の担当者によると背景にあるのはジェンダー意識の変化だった。1990年代に民主化運動が活発化になるにつれ男女平等を目指す社会づくりが進められてきた。女性議員の割合が増えるなど女性の社会進出が進んだ。そうした中、女性だけがトイレに並ぶのは平等ではないと法整備が進められてきた。20年以上に渡り公共施設などを設計してきた男性は施設設計にあたりトイレのスペース確保を優先しているという。人の流れや上下水道などを考慮し、必要な場合は定められた数より多く設置することもあるとのこと。スーパーなど人が多い場所や法律施行前の古い施設では今も並ぶという声もある。台湾当局も古い施設の改修を進めるため補助金を加算するなどしているが、全施設を変えるには時間がかかる。台湾のケースについて日本トイレ協会・山本理事は「標準的な施設であれば上手くいくことも多いが、ビッグデータを活用するなどして数を考え直すことが必要。」などとコメントしている。
経済情報を伝えた。
全国の気象情報を伝えた。
道路情報を伝えた。
関東甲信越の気象情報を伝えた。