きのう、小泉進次郎農林水産大臣からの要請を受け、青森県・宮下宗一郎知事が農水省を訪れ、コメの増産について意見を交わした。宮下知事は「まっしぐら」など県産米3品種を紹介した後、今年の生産分は2万5000tの増産を予定し、来年の生産分は1万2000tの増産に向けて準備を進めていると報告した。おととい、コメの安定供給に向けた政府の閣僚会議で石破総理は今年の生産分からコメの増産を進めると強調した。農林水産省によると、令和7年産の主食用米生産量は去年より40万t増える見込み。このタイミングで増産を強調した背景について、キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・山下一仁氏は「このままではコメの値段はそれほど下がらない。備蓄米も底をついた。コメの価格を下げようとすると増産に切り替えるしかない」と話したが、今年は作付けが終わっているため増産不可能だと話す。