全国のスーパーで販売されるコメの平均価格が、2週連続で4000円台になった。農林水産省によると、今月14日までの1週間に、全国のスーパーで販売されたコメの平均価格は、前の週に比べ120円高い4275円となった。価格の高い新米が出回り始めたことなどが、平均価格を押し上げ続けている。都内のコメ販売店でも、新米価格は例年より高い4400円~4900円の間になっているという。こうした中、政府は今年のコメの生産量について、需要を最大で50万トン程度上回るとするコメの需給見通しを公表した。コメ店の店主も「50万トン本当に余裕ができれば、市場もすごく落ち着くと思う」と話した。政府はさらに来月中旬にも、コメの出来具合を示す作況指数に代わる新たな指標も公表する方針で、こうした動きが価格の安定につながるかが焦点となる。
