コメ現物市場のみらい米市場は民間のシンクタンクたコメの卸売業者などが出資した会社が運営する。専用のサイトを通じて生産者などが希望価格や販売数量などを示したコメを出品し最も高い価格を提示した卸売業者などが競り落とす形で取引される。コメの取引はJAグループなどの集荷業者と卸売業者が相対で価格を決めるのが主流だが、需要を踏まえた生産・価格の透明性を高めるため価格の指標となる現物市場が必要だという指摘があがっていた。農林水産省も現物市場の開設を後押ししていて別の会社も12月の開始を目指して準備している。市場の運営会社は最初の1年間で2万トンの取引を見込み、5年後には10万トン程度にまで増やしたいとしている。コメの価格決定の透明性につながるか注目されている。