フィスコNY・平松京子の解説。ドル円予想レンジは156.00円~157.20円。注目ポイントはドル下げ渋りの要因。アメリカの失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の底堅さを示したほか原油高でドルは堅調に推移した。きょう発表される生産者物価指数や原油動向を睨みドルの底堅い展開を予想する。アメリカとイランの緊張で原油は高止まりしている(WTI原油先物)。両国はスイスでオーマンを仲介とした核協議を開催、期限までに合意に至らなければトランプ大統領は軍事攻撃すると警告している。トランプ大統領は一般教書演説で「イランから核開発をしないとの確約がまだ得られていない」と非難した。原油高による金融市場への影響については、FOMCメンバーが「金融政策において労働市場が安定しておりインフレに焦点を置くべき」との考えを強めるなか原油高がインフレの進展を遅らせると利下げ観測がさらに後退しドルを売りづらい環境になる。次期FRB議長は市場が想定している以上に積極的な利下げに踏み切る可能性があると考えている。中間選挙に向けてトランプ政権が景気の押し上げ対策を強化する可能性もドルを後押しするとみている。
