剱崎さんのきょうの経済視点は『FRBのQTの減速・終了時期』。剱崎さんは「米国債の増発が続くなかでFRBがQTを進めているなかで米金融市場では余剰マネーの枯渇懸念が浮上。FRBが運用難の資金の待機場所として用意したリバースレポがある。リバースレポは短期資金を運用するMMFのお金が殺到して、2兆ドルを超える規模まで増加していたが8000億ドル台まで縮小している。今年秋ぐらいまでにはこの資金が枯渇する可能性が高いと考えている。銀行がFRBにあずけている準備預金は減少していく可能性があるが、今の時点では相当余裕がある。各銀行がどの水準の準備預金が妥当であるかコンセンサスも形成されていない。今のところ今年7-9月期からQTは減速していくと考えているが、今年度中のQT終了は予想していない」などと述べた。門田さんのきょうの経済視点は『日銀利上げ開始時期』。門田さんは「日銀からハト派的なメッセージが続いているなかで後ズレしている。引き続き賃金動向や物価は底堅さが続いている。春闘で賃上げ確認されれば、早期の利上げ観測が出てくる可能性がある。4月からの利上げを予想しているが、そういった展開になれば円高圧力に転換していく可能性がある」などと述べた。