木内さんは「欧米ともに商業用不動産の問題が深刻化してくる。経済をみるうえでもウィークポイントとなる。欧米ともに商業用不動産はピークから2割ぐらい下がっているが、まだまだ途中だと思う。デベロッパーが銀行からお金を借りて借り換えるタイミングが一番重要。その時に不動産価格が下がっていると同じ額は貸してくれない。FRBが利上げをしているので借り換えのタイミングで金利が上がるとなると物件を手放そうという動きになるので悪循環になる、そのプロセスはこれから」などと述べた。大川さんの注目は株式分割。大川さんは「ちょっと驚いています。明らかにタイミング意識してますよね。個人が買えるように分割してというところだと思う。ようやく日本企業としても株価を意識する雰囲気になったという感じをうける。大型株が目立つ。三菱重工なんか直近まですさまじい上げをみせていたので利益確定売りが出やすくなっている。個人の買いは重要。個人投資家は逆張り。下がったところで買うというところ。個人の需給をいかにとらえるかが株価を下支えするので重要。しっかり分割するなり優待するなり個人が買いやすい環境を企業側が作る。それによって海外投資家の買い上げが利益確定売りに変わった時に下支え需給を考えておくことが重要」などと述べた。