米国の先月の小売業の売上高は、前の月と同じ水準となった。0.4%の増加を見込んでいた市場予想を大幅に下回った。約23年ぶりの高い金利水準が続く中、堅調だった個人消費が減速した形で、今後もこの傾向が続くかどうか、注目される。この統計を受けて、円高が進み、円相場は一時1ドル=154円台後半まで値上がりした。市場では、米国の個人消費の減速が意識され、FRB(連邦準備制度理事会)の値下げ時期が早まるのではないかという観測から、ドル売り円買いの動きが強まった。
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