外国為替市場の円相場で一時1ドル157円台前半まで急速に円高が進んだ。政府・日銀による市米国で発表された先月の消費者物価指数の上昇率が市場予想を下回り、”FRBが9月にも利下げに踏み切る”との観測が強まった。円相場では日本時間きのう午後9時半の発表後、日米の金利差が縮まることが意識され、円買いドル売りの動きが強まった。円相場は40分ほどで157円台前半まで4円以上円高が進み、市場介入が行われたのではないかとの見方も出ている。鈴木財務相は「コメントは控えるというのが基本的な立場。急激な変化は好ましくない」とコメント。市場関係者は「介入があったとするとうまいタイミングだったが判断は難しい。円安に歯止めがかかるかは見通せない」との声が上がっている。現在の円相場を伝えた。