外国為替市場で円高が進行し、円相場は一時1ドル=153円台前半をつけた。日銀が来週にも「利上げ」に踏み切るとの観測が影響している。24日の外国為替市場では円高が進み、円相場が一時1ドル153円台の前半をつける場面があった。ことし5月以来、約2ヶ月ぶりの円高水準。米国の中央銀行にあたるFRBが9月に利下げするとの見方が強まる一方、日銀が早ければ来週にも利上げに踏み切るとの観測も出ていて、日米の金利差の縮小が意識され円を買う動きが進んだ。市場では日米の金融政策の転換点が近づく中で、今年初めから続いてきた円安のトレンドが一旦落ち着いてきたとの見方も出ている。