米国のFRBは政策金利を8会合連続で据え置くと決定した。焦点の利下げについては9月から開始するという見方が強まっている。FRBは、8会合連続で政策金利を据え置いたが、会合での声明文で雇用の勢いについての表現などを弱めたほか「2%のインフレ目標に向けてさらなる進展がみられた」として早期利下げを示唆した。FRBのパウエル議長は「インフレ鈍化が予想通り進み、労働市場が現状のままであれば9月に利下げが検討される可能性がある」と述べた。市場では日米の金利差が縮小するという見方から円高が進み、外国為替市場で円相場は一時、1ドル149円台をつけた。