アメリカ・トランプ次期大統領は、8日に放送されたNBCテレビのインタビューで、自らが提案する中国やカナダ、メキシコに対する関税が、国内の物価に影響を与える可能性があることを認めた。そのうえでトランプ次期大統領は、「関税は適切に用いられれば、経済以外の分野でも非常に強力な手段になる」とし、関税を課す意義を強調した。また、トランプ次期大統領は不法移民の強制送還について、「多くの費用がかかるが犯罪者から始める」としたほか、第1次政権で対立したFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長の交代を目指すか問われ、「考えていない」と明言した。