日銀の追加利上げ見送りの決定を受けて、外国為替市場では157円台まで円安が進んだ。現在は157円35銭〜37銭で取り引きされている。米国の金利が高く、日本の金利は低いという状況が続いているが、米国の中央銀行にあたるFRBは、今後の利下げのペースが想定よりも緩やかになるという見方が出ており、きのう朝から円安が進んでいたが、日銀も利上げを急がないという慎重な姿勢を示したことで、市場では日米の金利差が思ったほど縮まらないという見方が出て、金利の低い円を売って金利の高いドルを買おうという動きが広がり円安傾向が強まっている。