- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 山田大樹 井上二郎 今井翔馬 神子田章博 赤木野々花 是永千恵 大谷舞風
ホストクラブを巡っては、女性客が高額な料金を請求されて借金を背負わされ、その返済のために売春などを強要されるケースが相次いでいて、警察庁は法律を改正して、罰則を強化する方針を固めた。まずは色恋営業を禁止。違反した場合は、営業停止などの行政処分の対象にする方針。また、未払いの飲食代「売掛金」を取り立てる目的で、客を困惑させたり怖がらせたりして、売春や性風俗店で働くことを求める行為なども禁止。刑事罰の対象にする方針。多額の売掛金を抱え、返済のために売春を繰り返したという20代の女性は「売り掛け禁止はいいと思うが、色恋営業の規制は難しい。ホスト側が色恋営業をかけていなくても好きになっちゃう女の子はいっぱいいると思う」と述べた。ホストクラブ側は、罰則の強化に賛成するとしたうえで「禁止する色恋営業の範囲を明確にしてほしい」としている。警察庁は来年の通常国会に、新たな規制や罰則強化を盛り込んだ風俗営業法の改正案を提出することにしている。
日銀はきのうまで開いた金融政策決定会合で、政策金利の追加の利上げを見送り、今の0.25%程度に据え置くことを決めた。会合のあとの記者会見で植田総裁は「日本の経済と物価はおおむね見通しどおりに推移している」としながらも、利上げを見送った理由について、賃金上昇の持続性と米国経済の不確実性という2つのポイントを挙げた。植田総裁は「賃金と物価の好循環の強まりを確認するという視点から、今後の賃金の動向についてもう少し情報が必要だ。米国の次期政権の経済政策を巡る不確実性が大きく、その影響を見極めていく必要もある。次の利上げの判断に至るまでは、もうワンノッチ(1段階)ほしいところだ」と述べ、慎重に進めていく姿勢をにじませた。
日銀の追加利上げ見送りの決定を受けて、外国為替市場では157円台まで円安が進んだ。現在は157円35銭〜37銭で取り引きされている。米国の金利が高く、日本の金利は低いという状況が続いているが、米国の中央銀行にあたるFRBは、今後の利下げのペースが想定よりも緩やかになるという見方が出ており、きのう朝から円安が進んでいたが、日銀も利上げを急がないという慎重な姿勢を示したことで、市場では日米の金利差が思ったほど縮まらないという見方が出て、金利の低い円を売って金利の高いドルを買おうという動きが広がり円安傾向が強まっている。
日銀はきのう、マイナス金利政策など異例の金融政策が続いた過去25年間の政策について、効果や副作用を分析した多角的レビューを公表した。主な内容を紹介。日銀は黒田前総裁のもとで、2%の物価安定目標を掲げた。大規模金融緩和策を通じて、企業や個人の「将来、物価は上昇する」という見方、いわゆる「インフレ期待」に働きかけた政策の効果について、レビューでは「一定の影響を及ぼしたとみられる」としながらも、「賃金・物価が上がりにくいことを前提とした慣行や考え方の転換は容易ではなく、期待の働きかけだけで物価上昇率を2%にアンカー(定着)するほどの有効性はなかったとい」と指摘している。ただ、「(大規模金融緩和政策は)全体としてみれば、日本経済にプラスの影響をもたらしたと考えられる」としている。その一方で、日銀は大規模金融緩和策のもとで、大量に国債を市場から買い入れてきた。長期金利を低く抑えるためだっただが、これについては「国債市場の機能が低下する傾向が強まった」などとして、副作用があったことを認めている。この多角的レビューについて、日銀の金融政策の審議委員として政策決定にも関わった2人の専門家のコメントを紹介。野村総合研究所・木内登英エグゼクティブエコノミストは「(レビューは)効果についてはかなりしっかりとした計量分析がされているが、日本銀行みずから副作用の分析もしっかりやって、その上で効果と副作用、両方比べて『やっぱり効果があった』というようなしっかりとした結論には至っていないと思う」、PWCコンサルティング・片岡剛士チーフエコノミストは「今後、日本経済が再びデフレ不況に陥るような可能性がないわけではないので、そうした状況の時、当時の政策当局がどういう形で自分が行っていた政策を総括し評価をしたのか、そうした事態に直面した場合の参考にはなると思う」と述べた。
過去最高値を更新したかと思えば過去最大の急落を記録するなど、株価がジェットコースターのように変動したことしの株式市場。見通しが立ちにくい株価をAIを使って予測する技術の開発が進んでいる。機関投資家に株価予測の情報を提供しているベンチャー企業の社長・内田友幸さんは、東大の大学院で情報工学の博士号を取得した研究者。8年前にこの会社を立ち上げた。今、精度を高めようと力を入れているのは、5日後に今よりも値上がりする銘柄を予測しランキングで示すシステム。かつて投資をする場合は、企業の経営指標や為替の動向、株価の値動きなどに人間が一つ一つ目を通し判断していた。開発中のシステムでは、こうした作業をAIが代わりに行う。さらに数十年にわたる膨大な情報を学習し、過去の株価の値動きを踏まえ5日後の株価を予測するという。結果は内田さんたちの予測を上回るものだった。AIによる予測で上位の銘柄を買い続けた場合、およそ50%の収益を上げる結果が出た。さらに生成AIを活用して、投資家の心理を分析。短期、中期、長期、それぞれの投資家の心の動きや行動を予測するシステムの開発も進めている。最近、さまざまな企業がAIを使った株価の予測サービスを展開しているが、必ず利益が上げられるというわけではない。リスクも十分に理解したうえで、最終的な投資判断は自己責任で行うことが重要だということには変わりはない。東京都品川区の映像。
秋田県では、ことしもクマの出没が相次ぎ、ことし4月からおとといまでに1285件の目撃情報が寄せられた。山から下りたクマが人の住むエリアに接近するのを防ごうと、秋田ではあるインフラの開発が進んでいる。開発の現場を取材した。県内の施設で行われていたのは、高速道路にクマが侵入するのを防ぐ柵の開発実験。去年、市街地などで出没が相次いだクマ。9月と10月の2か月間で、県内の目撃件数は2000件を超えた。秋田市では、山間部だけでなく、中心市街地でも多くの目撃情報が。こうした中、関係者が注目したのが山間部と市街地の間を走る高速道路だった。山間部のクマが高速道路脇の柵を乗り越え、市街地方向へ向かうケースも報告されていた。クマの生態に詳しい石川県立大学の大井徹教授は、この高速道路がクマを市街地から遠ざける1つの手だてになると指摘する。大井教授に監修を依頼して柵の開発に取り組んだのは、道路の保全などを行うNEXCO東日本の子会社とフェンスの設計や製造などを手がける石川県の企業。柵の高さや強度の設計に頭を悩ませ、試行錯誤を重ねて試作品が完成。すでに高速道路に設置されている金網のフェンスの上部にクマが前足をかけることができないよう、金属の板を取り付けた。実験初日。柵の高さは今回、既存のフェンス部分などを含め2.7メートルに設定。クマが柵を登り切ることはなかった。大井教授は、こうしたハード面の整備にも目を向けていくことも大きな意味があるとし「クマをひきつける要因、誘因物を除去する駆除なども必要ですけれども、人間の生活圏にある施設にひと工夫ひと手間かけることで、クマ対策に活用することも考えていく必要がある」と述べた。開発グループでは今回の実験結果を踏まえて、柵の高さや強度など改良を重ね、実用化を目指している。
墨田区の創業75年の銭湯ではロボット掃除機が参加して大掃除が行われた。慢性的な人手不足が課題となる中、ロボット掃除機を手がける会社からの申し出で、4台の掃除機が大掃除に参加。銭湯経営・新保卓也のコメント。
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宮崎・三股町のこども園で災害時も活用できるよう井戸掘りが行われた。
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埼玉県の東武動物公園からリポート。一般公開が待たれているのが、先月生まれたホワイトタイガーの赤ちゃん。この動物園では、9年ぶりの誕生となる。来月上旬の一般公開を予定している。このあと7時台に、すくすくと育った姿を紹介する。
為替と株の値動きを伝えた。
渋谷からの中継で全国の気象情報を伝えた。
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道路情報を伝えた。
関東の気象情報を伝えた。