米FRBは金融政策を決める会合を開き18日、利下げを見送り、政策金利を据え置くことを決定した。4会合連続での政策金利据え置きとなった。背景には関税による物価上昇への懸念が根強いというのがある。FRBの声明では、最近の指標は経済活動が底堅いペースで拡大しているとする一方、インフレ率はいくぶん高いままだとしている。パウエル議長は関税措置による今後の影響は不確実だとし、リスクを見極める考えを強調した。トランプ大統領が批判を強めていることについて、パウエル議長は会合メンバー全員が望むのは力強い労働市場と物価の安定を伴う良好で堅調なアメリカ経済だ、それが重要でほぼすべてだと述べた。