アメリカの7月の消費者物価指数が発表され、前年比2.7%上昇と市場予想を下回った。項目別では、依然、関税が引き上げられたままの新車は0.4%の上昇にとどまり輸入の割合が高い衣料品は0.2%の下落となった。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は1年前から3.1%の上昇となりこちらは市場予想を上回った。また、物価の瞬間風速を示す前月比の消費者物価指数はプラス0.2%だった。今回の結果を受けFRBは9月利下げに踏み切りやすくなったが、一方でトランプ関税の影響はこれから長期にわたって起こってくるという予測も出ている。
