2025年9月17日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京

モーサテ
【米景気改善と雇用減速のねじれ】

出演者
池谷亨 片渕茜 中垣正太郎 平出真有 古旗笑佳 山本賢治 大木昌光 長谷川誠 佐伯耕三 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(経済情報)
経済情報

16日のNY株式、セクター別騰落率、為替情報を伝えた。

マーケットの動き

ニューヨークから中継でマーケットの動き(ダウ、ナスダック、S&P500)を伝えた。FOMCの発表を前に上昇一服だった。株価が高値圏で推移する中で、ポジション調整の売りも出やすかった。16日は小売売上高の発表が堅調。大手航空会社のトップが景気の先行きに強い自信を示すなど利下げが遠のくことを意識させるニュースもあった。

(ニュース)
波乱含みの展開 FOMC 0.25ポイント利下げか

アメリカの金融政策を決めるFOMCが16日、2日間の日程で開かれている。0.25ポイントの利下げが確実視(FedWatch)される中でトランプ派の参加が直前に決まるなど波乱含みの展開。議会が前日夜にFRB理事に承認したCEA・ミラン委員長が参加している。利下げの必要性を強く主張するとみられる。一方で住宅ローンをめぐる不正疑惑を理由に政権から解任が通知されたFRB・クック理事も裁判所が解任を差し止めたため参加できることになった。

小売売上高 3カ月連続増加

アメリカの8月の小売売上高は前月比0.6%増加し市場予想を上回った。新学期に向けた需要が高まったことで衣料品、スポーツ用品が堅調だったほか、無店舗販売が2.0%増えた。飲食店もプラスに転じた。コアは0.7%上昇した。全体としては消費の堅調さが示された。

TikTok売却先にオラクル浮上

TikTokのアメリカ事業売却を巡りトランプ大統領は16日、「大手企業グループの買い手がいる」と述べた。ウォール・ストリート・ジャーナルによると売却先候補の企業グループにオラクルが含まれている模様。TikTokアメリカ事業の出資割合をアメリカ約8割、中国約2割の計画。

イーライリリー 50億ドル投じ新拠点

イーライリリーは16日、50億ドルを投じてバージニア州に製造拠点を建設すると発表した。がん治療薬の生産強化が目的で今後5年以内に完成するとしている。イーライリリーは2月、国内で4つの製造拠点を増設すると発表していた。

米運輸当局 テスラSUVを調査

アメリカの運輸当局がテスラの21年型「モデルY」17万4290台を対象に予備的な調査を始めたことが明らかになった。バッテリーの電力低下で電動ドアが作動しない事例が9件報告されたということで詳しく調べる方針。

グーグル 対英新規投資1兆円

アメリカ・トランプ大統領のイギリス訪問を前にGoogleは今後2年で50億ポンドをイギリス国内に投資する方針を明らかにした。AI需要に対応する設備投資に充てる考え。

株価 雇用巡る調整リスクも?

ニューヨーク証券取引所から伝える。東海東京証券アメリカ・芝田達裕に話を聞く。16日の株式相場はFOMCの結果待ちで神経質な展開となった。あすの利下げは確実視されているがパウエル議長が会見で追加の利下げを示唆するのかに市場の注目は集まっている。JOLTS求人件数、S&P500を紹介した。乖離の背景は「2022年まではコロナの反動で求人が増え、足元は本来のトレンドに回帰」、「雇用が関税などで抑制される一方、株価はAI期待で上昇継続か」。芝田は「今後乖離が株価が調整する形で解消されるリスクがあるのではないか」などと指摘した。

その他のマーケット

金利、商品、欧州株式、株式先物の動きを伝えた。

一時4万5000円台 日経平均 4日続伸し最高値

日経平均株価のきのうの終値は4万4902円27銭となり、3営業日連続で最高値を更新した。取引時間中に始めて一時4万5000円台に乗せた。半導体関連株に買いが集まった。

日経平均最高値 一時4万5000円台

ゲストは大和証券・山本賢治、ファイブスター投信投資顧問・大木昌光。大木は「ファンダメンタル的にはいい材料を目一杯織り込んでいると思う」などとコメントした。

新学期に向け需要↑ 小売売上高3カ月連続増加

小売売上高について大木は「典型的なパターン。関税の駆け込み需要も入っている。アメリカの小売は今がピークかな」などとコメントした。

きょうのマーケット
為替

各国の為替の動きを伝えた。

きょうの為替は

きょうの為替の見通しをソニーフィナンシャルグループ・森本純太郎が解説する。ドル円予想レンジは145.70円~147.50円。注目ポイントはFOMCと膠着するドル円。森本は「年内3回、来年末までに6回の利下げはすでにおりこまれている」、「一旦ドル買いが強まる可能性が高い」、「名目実効為替レートを見ると、ドルと円の力関係が拮抗していることでドル円も狭い値幅で膠着する展開となっている」などとコメントした。エコノミックサプライズ指数(Citi Group)を紹介した。

10年国債

10年国債について伝えた。

世界の株価

16日の世界の株価を伝えた。

株式先物

株式先物について伝えた。

きょうの株は

きょうの株の見通しは、日経平均予想レンジ44500円~45000円。注目ポイントは、日経平均上昇余地とテールリスク。ファイブスター投信投資顧問・大木は「ここから先は短期的にはやや伸び悩む展開が予想される」、「日経平均構成ウエートの上位10社で5500円上がっている。これは6割を占めている」、「特に注意が必要なのはデータセンターに関して。株価としてはバブルの可能性がある」などとコメントした。

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