てらす証券アドバイザーズ・遠藤寿保氏のきょうのドル円予想レンジは146.20円~148.50円。このレンジは8月1日の雇用統計ショック後のレンジの高値と安値。ジャクソンホール会議を控え、レンジ内の動きと予想。注目は「ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言」。トランプ政権からの利下げ圧力が強まる中、パウエル議長が政治的影響に屈せずに独立性を保てるかが焦点。市場では9月のFOMCで0.25%の利下げをほぼ織り込んでいる。ジャクソンホール会議で据え置きや0.5%利下げを示唆した場合はサプライズとなる。9月のFOMCまでに金融政策を判断する上で重要となる経済指標の発表がある。遠藤氏は「各データが揃うまで強い利下げ示唆はないのではないか」と予想。もしサプライズ要因があった場合、ドル円は上下どちらにも大きく動く可能性がある。ドル円が上昇に反応した場合149.38円そして151.62円のレベルを想定。ドル円が下落に反応した場合145.39円そして144.09円のレベルを想定している。
