選択的夫婦別姓制度に新たな動き。立憲民主党がこの制度の導入を盛り込んだ民法一部改正案を国会に提出。結婚する時に同姓か別姓にするかを選べるようにし、今も運用されている旧姓の通称使用も可能としている。保守派からは「家族の姓がバラバラになる」「旧姓の通称使用拡大で対応できる」「伝統的な家族制度を軽視している」などの批判がある。今回の立憲の法案では結婚時に子どもの姓を決定するということできょうだいの姓は統一される。また旧姓の通称使用の拡大については、公的文書での併記は今も運用されているものの、パスポートのICチップでは対応できず海外での書類発行などに支障があるという。立憲は遅くとも5月中審議入りを目指す。野党との共同提出を呼びかけていたが足並みは揃わなかった。国民民主党は独自法案の提出方針を固めているという。自民党は党内で意見の一本化は難しいとされている。