きのうの2区。10キロの給水地点に、國學院大學4年の嘉数がいた。キャプテンの上原と嘉数は、中学2年生のときに、沖縄で出会った。陸上部のない中学校でともに駅伝大会に駆り出されたのが始まりだった。同じ高校で陸上部に入り、襷をつないだ。箱根駅伝に出ることを目標に、國學院大學に進学。チームの主軸としてともに切磋琢磨していた。2人は、箱根駅伝で優勝して、故郷・沖縄の人々に勇気を与えたいなどとしていた。迎えた最後の箱根駅伝。嘉数は当日変更でメンバーに入ることができなかったが、上原に思いを伝えるため、給水を志願した。嘉数は、10年分の思いを力水に込めた。給水後、嘉数は、一緒に出走できなかったのは悔しいが、最後少しでも一緒に走れてよかったなどと話した。上原は、嘉数から給水と掛け声をもらい、泣きそうだった、2人でいい10年間を過ごせたなどと話した。
