小池知事は9日間の選挙戦で都民ファーストの会、公明党の応援に駆け回ったうえ、選挙戦最終日には自民党候補者の事務所を訪ね激励をおくった。このように小池知事が力を注いだこともあり、知事与党として過半数を確保した。政治とカネの問題で逆風の中での戦いとなった自民党は、2017年都議選の23議席を割り込み過去最低の議席数となった。代わりに小池知事が特別顧問を務める都民ファーストの会が議席を伸ばし第1党になったことで、都政運営はより安定したと言えそう。さらに新たに9議席を獲得した国民民主党の玉木代表は小池知事との距離が近く、協力的なスタンスを取れば3期目の小池都政は盤石なものになる。今後都議会が緊張感を持ってチェックしていけるのか、注視する必要がありそう。