大相撲九州場所で優勝した琴櫻について、横野は、大物、どんな人が来ても動じないなどとし、九州場所前に行った大の里との稽古では、普段使わない手も使い、研究していたから、ライバル意識があると感じていたなどと話した。今場所では優勝争いをした琴櫻と豊昇龍。来場所は、綱とり場所となり、55年ぶりのダブル横綱誕生がかかっている。55年前は、北の富士と玉ノ海がダブル横綱昇進となった。琴櫻は、ことしの春場所から大関に昇進した。豊昇龍は、去年秋場所から大関に昇進した。琴櫻は、父に元関脇の琴ノ若、祖父に第53代横綱の琴櫻を持つ。豊昇龍は、叔父に第68代横綱の朝青龍を持つ。横野は、現役時代の2004年名古屋場所で、琴ノ若と朝青龍が対戦し、琴ノ若が投げをうち、朝青龍は宙に浮いたが、体が弓なりになっても耐え、琴ノ若がかばい手で手をつき、物言いがついた、もう一番取り直しとなり、朝青龍が勝利した、朝青龍が今までの横綱にないタイプの粘り強さを見せた忘れられない一番であり、琴ノ若の優しさや相撲界の美学は琴櫻に受け継がれていると思うなどと話した。琴櫻は、真面目でおおらかな性格。豊昇龍は、直情型の性格で、趣味はカラオケ。横野は、2人は相撲の技も正反対、囲みの取材で、豊昇龍は怒ることもあるが、すぐに謝る、裏がないなどと話した。琴櫻が横綱になるには、来場所で優勝か質の高い準優勝が条件となる。横野は、2場所連続優勝が理想的だが、12勝3敗でも優勝して横綱になった人もいるなか、今場所で、琴櫻は14勝1敗、豊昇龍は13勝2敗とレベルが高く、13勝以上の勝率を上げれば、ダブル横綱誕生の可能性もあるなどと話した。豊昇龍は、優勝が絶対条件となる。横野は、関脇が強い場所は盛り上がる、いままで不甲斐なかった大関が強くなってきて、面白くなってきているなどと話した。
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