開業医の高齢化や後継者不足が課題となる中、開業医の役割の一つ、在宅医療を持続的に提供していく方法を考える研修会が酒田市で開かれた。酒田地区の医師会が去年実施したアンケートでは、回答した7割余りの開業医が「後継者が決まっていない・今後の確保も困難」としていて10年後の平均年齢は75歳を超える見込み。研修会では去年秋から在宅医療を本格的に始めた勤務医が講演し「在宅医療を必要とする患者は増えていると紹介した。その上で地域で連携して勤務医も含めた在宅医療の担い手の確保や、若手の医師が在宅医療への理解を深める環境づくりが求められている」と訴えていた。