「人を襲ったクマだとか、いい加減なことを言うな。」などは、道のヒグマ対策室に電話やメールで寄せられた意見の一部。こうした意見は福島町で新聞配達の男性がクマに襲われ死亡した先月12日~24日まで約120件にも及んだ。中には職員を誹謗中傷するような内容も含まれていた。こうした事実上の苦情は道だけでなく、一連のクマ対応に追われていた福島町にも。電話などの対応のため、業務に支障が出るほどだった。福島町 総務課の澤田元気課長補佐は、「1件あたり20~30分というような内容もあったので事務を進めるにあたってすごく支障になったというのが実情」などと明かした。事実上の苦情の多くは道外からだという。福島町民は、私たちからしたら駆除してくれてありがたいなどと話す。道と町村会による意見交換会でも、駆除への事実上の苦情にどう対応するかが話題になった。道 環境生活部の谷内浩史部長は、長時間に渡って苦情に対応し続けることがいいのかも含めて、どういった対応をすべきかという意見もあった、などと説明した。酪農学園大学の佐藤喜和教授は「行政としては地域住民の安全とヒグマの保全という2つの目標を実現するための対策としてさまざまな施策を行っているので」「その辺りの説明をしながら粛々と進めていくことだと思う」などと語った。
住所: 北海道江別市文京台緑町582
URL: http://www.rakuno.ac.jp/
URL: http://www.rakuno.ac.jp/