東京パラリンピックで、車椅子バドミントンが初めて採用され、初代女王に輝いた里見紗李奈。世界ランキング1位で臨んだパリパラリンピックで、連覇を達成した。現在、パリ大会以来の国際大会に向けて日本代表の合宿中。里見の強みは、チェアワーク。男子選手と練習することもある。里見は自分で車椅子を車に積んで、運転する。アクセルとブレーキは手動装置になっている。試合のため、実家のある千葉県から滋賀県まで、約500キロを運転したこともある。招かれるようになったイベントでは、障害のある人の生活を知ってもらおうと、子どもたちの質問にも丁寧に答えている。里見の自宅では、昇降機を使って車椅子に乗り出入りしている。里見は、両親と兄2人の5人家族。2匹の愛犬もいる。家の中では、ほとんどのことを自分でやっている。この日は、得意料理の親子丼を調理し、家族に振る舞った。
里見は、高校3年生の5月、知人が運転する車に乗車中、事故にあった。里見は事故当時、助手席に乗っていて、寝ていたという。目が覚めたら、事故が起きていて、足が動かなかったという。現場は自宅のすぐ近くで、両親もかけつけた。里見は、脊髄損傷と診断された。事故から9カ月後に退院したが、車いすの自分を見られるのが嫌だと部屋に引きこもるようになった。退院後、幼馴染の小春さんは里見への応援のメッセージを手紙にして伝えた。手紙をもらい、里見は、車いすになっても友達関係が終わることはないと思えたという。手紙はお守りとしてパラリンピックにも持っていったという。両親は、里見が暮らしやすいように自宅をリフォーム。父親は、地元にある車いすバドミントンチームを里見に紹介。里見は、車いすにのって自立している人を見て、自分も自立して生きたいと思い、車いすバドミントンに夢中になっていった。中学時代に、バドミントン部に所属していたこともあり、毎日4時間以上練習し、1年後には日本代表に。東京・パリとパラリンピック連覇を果たした。この日訪れたのは、なじみの店。入口にはスロープが設けられ、店内には、里見のサインなどが飾られている。いつも注文するのは、おまかせのお好み焼き。先月、パリパラリンピック以来初めての海外遠征で優勝した。里見は、今後の目標について、人生をより豊かにしたい、車いすになって良かったと心から思えるようになりたいなどと話した。
里見は、高校3年生の5月、知人が運転する車に乗車中、事故にあった。里見は事故当時、助手席に乗っていて、寝ていたという。目が覚めたら、事故が起きていて、足が動かなかったという。現場は自宅のすぐ近くで、両親もかけつけた。里見は、脊髄損傷と診断された。事故から9カ月後に退院したが、車いすの自分を見られるのが嫌だと部屋に引きこもるようになった。退院後、幼馴染の小春さんは里見への応援のメッセージを手紙にして伝えた。手紙をもらい、里見は、車いすになっても友達関係が終わることはないと思えたという。手紙はお守りとしてパラリンピックにも持っていったという。両親は、里見が暮らしやすいように自宅をリフォーム。父親は、地元にある車いすバドミントンチームを里見に紹介。里見は、車いすにのって自立している人を見て、自分も自立して生きたいと思い、車いすバドミントンに夢中になっていった。中学時代に、バドミントン部に所属していたこともあり、毎日4時間以上練習し、1年後には日本代表に。東京・パリとパラリンピック連覇を果たした。この日訪れたのは、なじみの店。入口にはスロープが設けられ、店内には、里見のサインなどが飾られている。いつも注文するのは、おまかせのお好み焼き。先月、パリパラリンピック以来初めての海外遠征で優勝した。里見は、今後の目標について、人生をより豊かにしたい、車いすになって良かったと心から思えるようになりたいなどと話した。