14億人の人口を要するインド。アニメーションの人気が高まっている。5300万人にのぼり、アメリカについで世界で2番めに多い。無断で作品を配信する海賊版サイトの利用があとを絶たない。“本物の魅力”で海賊版打ち破れと現地の日本人が動き出している。ニューデリーでアニメの上映会が開かれた。インドのアニメ史上は、米市場調査会社の推計で、2032年までに7800億円に達する見込みだ。2024年比2.7倍となる。ファンの交流もさかんだ。各地にアニメクラブがある。海賊版や無許諾の商品が横行している。インドは違法サイトへのアクセス数が世界で上位。現地の日本人が中心になり、あるイベントが開かれた。ニューデリーではホンモノに出会える場所をコンセプトにしたアニメフェスティバルが開かれた。 ステージではハセガワダイスケさんが歌う。権利元の許諾を得た「正規品」を集め、アニメ関係者が日本から招待された。主宰したのは山中さん。インドの方々が正規品を選ぶ機運を高めたいという。ファンが監督と交流する機会ももうけられた。映画監督の橋本昌和さんが登壇し、ファンの質問に答えた。フェスでは作画ソフトなども紹介されている。2日間で6万人以上が訪れた。山中さんは、アニメが日本の代名詞となっているという。フェスには手応えを感じているとのこと。
