愛媛県・西予市で170年余りの歴史を持つ伝統の相撲大会「乙亥大相撲」がきょうから始まり、地元の住民らが土俵の上で熱い戦いを繰り広げている。毎年11月、西予市野村町で行われている「乙亥大相撲」は、江戸時代後期に地域が火事に見舞われた際に2度と大きな火事が起こらないことを祈願して、地元の神社に相撲を奉納したのが始まりで、ことしで173回目を迎える。「乙亥大相撲」はあすまでの2日間行われ、全国でもこの大会だけとされる大相撲の力士とアマチュアの力士との対戦や、赤ちゃんの健やかな成長を願って大相撲の力士が赤ちゃんを抱きかかえる「稚児土俵入り」などが行われる。